とりプロなう74号

第1回 選挙マルシェ 開催

2017年3月11日(土)18:30-20:30、東京飯田橋の東京ボランティアセンターにて、第1回目の「選挙マルシェ」が催されました。今の選挙の仕組みを改善したい、民主社会をより良くしたいと願う団体・個人・議員・有識者で、わいわいがやがやと話し合おうという交流勉強会です。

 

主催は、協賛団体から派遣された者、および有志の個人から成る「選挙マルシェ実行委員会」。協賛団体は19団体にのぼり、シンポジウムには9人の会派の異なる議員(衆参国会議員、都道府県議、市区町村議)が席を並べました(上写真参照)。壮観。

 

このイベントの言い出しっぺであるとりプロは、実行委員会の事務局を担い、イベントを下支え。当日も影に日向に汗をかきました。選挙市民審議会の共同代表・片木淳早稲田大学教授も参加してくださいました。感謝。

 

当初の目標80名を大きく上回る100名の参加者による大盛会となりました。

【プログラム】

 

1 開会

   呼びかけ人挨拶:宇都宮健児さん

   メッセージ:小沢一郎衆院議員

         西村ちなみ衆院議員

 

2 基調講演

   坂井豊貴さん(慶應義塾大学教授)

                       総合司会はとりプロ事務局長・城倉啓

3 シンポジウム:議員のみなさん

   柿沼トミ子埼玉県議(自由民主党)

   重松朋宏国立市議(緑の党グリーンズジャパン)

   高橋明彦世田谷区議(公明党)

   奈須りえ大田区議(無所属)司会進行

   西崎光子東京都議(東京・生活者ネットワーク)

   野沢哲夫東京一区総支部長(自由党)

   福島みずほ参院議員(社会民主党)

   松田哲也目黒区議(日本維新の会)

   宮本徹衆院議員(共産党)

 

4 リレートーク:協賛団体

  変えよう!選挙制度の会  希望の種  希望のまち東京をつくる会  

  供託金違憲訴訟弁護団  クオータ制の実現をめざす会  クオータ制を推進する会  

  公正・平等な選挙改革にとりくむプロジェクト  障害をもつ人の参政権保障連絡会

  小選挙区制廃止をめざす連絡会  世田谷から未来をつくる会  選挙検定協会

  全国フェミニスト議員連盟  東京・生活者ネットワーク

  日本国民救援会  一人一票実現国民会議  「平和への結集」をめざす市民の風

  緑の党グリーンズジャパン  リベラル日本研究会  が東京を変える

 

5 閉会

 

【開会】

 

 

呼びかけ人を代表して元日弁連会長の宇都宮健児さんに開会のご挨拶をいただきました。

その他の呼びかけ人の方々は下記のとおりです。

 

太田啓子(弁護士) 大西健介(民進党・衆議院議員) 大山礼子(駒澤大学) 小澤隆一(東京慈恵医科大学) 片木淳(早稲田大学) 加藤一彦(東京経済大学) 草野篤子(白梅学園大学) 小島敏郎(青山学院大学) 阪上順夫(東京学芸大学) 高橋昭彦(公明党・世田谷区議) 只野雅人(一橋大学) 濱野道雄(西南学院大学) 山口真美(弁護士) 吉川元(社会民主党・衆議院議員)

 

 

 

 

自由党共同代表の小沢一郎衆議院議員からの応援メッセージ、民進党の西村ちなみ衆議院議員からの応援メッセージも紹介されました。

【基調講演】

  坂井豊貴さん

 

慶應義塾大学経済学部教授 『多数決を疑う』の著者

単純多数決を自明のこととすべきでない。ボルダルールなどの決め方もありうる。民意の測定は果たして可能か。決め方によって当選者が異なってしまうのならば、ただ決め方を選んでいるだけではないのか。

【シンポジウム】

高橋昭彦世田谷区議

公明党

奈須りえ大田区議

無所属 司会進行役

福島みずほ参議院議員

社会民主党

西崎光子東京都議

東京・生活者ネットワーク

柿沼トミ子埼玉県議

自由民主党

松田哲也目黒区議

日本維新の会

重松朋宏国立市議

緑の党グリーンズジャパン

宮本徹衆議院議員

共産党

野沢哲夫東京1区総支部長

自由党


各議員には「女性議員が議会に少ない現状についてどう考えるのか」ということや、「選挙運動規制の厳しさについて実際に選挙運動をする立場から言いたいこと」を一言ずつ意見をいただきました。

下の写真は、「クオータ制を導入している政党は挙手を」という質問に答えている場面です。

 

【展示ブース】

休憩時間に協賛団体の展示ブースを一巡り。

マルシェの意味は市場。選挙に関係する団体の見本市がイベントの趣旨です。

とりプロは、『選挙・政治改革に関する中間答申』(選挙市民審議会)の販売と、同審議会の桂協助委員作成の選挙制度案およびパンフレットを配布いたしました。

【リレートーク】

リレートークは19の協賛団体のうち、有志14団体が1分間ずつの持ち時間を使って、それぞれの団体を宣伝する時間です。

公職選挙法改正や、民主社会制度改善に熱い思いを、議員のみなさんや会場のみなさんと共有すべく熱弁をふるってくれました。

とりプロからは、事務局・会計担当者として最初期からプロジェクトを支えている岡村さん(写真左)が、アピールをしました。

できたてほやほやの『選挙・政治改革に関する中間答申』の宣伝もできました。

変えよう!選挙制度の会

 

 

希望のまち東京をつくる会

 

 

クオータ制を実現する会

 

 

障害をもつ人の参政権保障連絡会

 

 

選挙検定協会

 

 

一人一票実現国民会議

 

 

緑の党グリーンズジャパン

 

 

希望の種

 

 

供託金違憲訴訟弁護団

 

 

公正・平等な選挙改革にとりくむ

プロジェクト

 

小選挙区制廃止をめざす連絡会

 

 

全国フェミニスト議員連盟

 

 

「平和への結集」をめざす市民の風

 

 

私が東京を変える

 

 


【閉会】

あっという間の2時間でした。

選挙マルシェは始まったばかりです。

実は第2回目の選挙マルシェもすでに企図しています。

公職選挙法はすべての会派の協力なしには改正できません。政権党がどこであれ。

これからも超党派の枠組みで公職選挙法改正の機運を盛り上げ、わたしたちの自治の仕組み・わたしたちの代表の決め方を、わたしたち自身で作り上げていきましょう。

5月20日(土)14:00から、第2回選挙マルシェの実行委員会を開催いたします。ぜひ世田谷区下馬1-20-4までお越しください。

次は国会議員会館の一番大きい会議室を埋めましょう。目標300人です。